何故?ひらたけ(平茸)?
夏季が旬の「きくらげ」を冬季に栽培しないと決めたとき、では、冬季には何を栽培するの?何が栽培出来るの?と思案しました。
基本的に、キノコは秋から冬にかけてが旬のものなので、普通に売っているキノコなら何でも良いんじゃ無いと言うことになります。でも、それではハイネファームの色が出ないなぁって困っていました。
そんな思いがある中に幕張で行われていた農業Weekへ足を運んだ事が、「ひらたけ」との出会いとなりました。
元々、農業Weekへ行った目的は「きくらげ」を始めるに際し、どのような資材・技術・サービスがあるのかを調べるためのものでしたが、その中の1ブースに「ひらたけ」の菌床を販売している会社を偶然見つけたのです。
その会社の「ひらたけ」は、農薬も添加物も使用しない発酵菌床から収穫している「ひらたけ」で、天然物に近い芳醇な香りと食感を体感出来るものでした。その上、収穫を終えた菌床は、堆肥として有機農業に生かす事が可能だという事を聞いて聞いて、これだ!!この菌床で「灰猫のひらたけ」を栽培すればい良いんだ!と閃いたのです。
さて、「ひらたけ」は日本での歴史は古く、平安時代中期には食用にされていたようです。海外では形状が牡蠣に似ているとかで「オイスターマッシュルーム」と呼ばれており、実際に牡蠣の様な濃厚な味で、鍋物に最適です。また、食物繊維もキノコ類の中ではトップクラスです。その他に、ビタミンDやミネラルが多く、身体を健康に維持する栄養素が豊富に含まれていいます。
何故、冬季のみなの?
それは、「ひらたけ」の旬は冬だからです。
ハイネファームではハウス栽培を行っていますが、冷暖房の設備は設置しておりません。
そのため、冬季は冬のキノコを栽培しています。
ハイネファームの栽培方針は、自然の力のみでおいしいキノコを育てることです。